Razer Synapse 3 / 4 でマクロをインストールして設定する方法
初心者でも迷わない、Razer Synapse のマクロ導入を「最初から最後まで」丁寧に解説するステップ別ガイドです。
この記事では、Razer Synapse でマクロを作成する方法を中心に、 Synapse 3 と Synapse 4 の違い、できること、つまずきやすいポイントを体系的にまとめます。 Razer マウスにマクロを設定する手順、モジュールの追加やプロファイル運用のコツ、 さらに Razer マクロが動作しない/「Macros」タブが表示されないといったトラブルの対処まで網羅します。 ゲーム用途(例:反動制御など)でも作業効率化(定型操作の自動化)でも、必要な知識を一通り揃えられる内容にしています。
1. はじめに:Razer Synapse のマクロとは?
Razer のマクロは、キー入力・マウスクリック・待機時間(ディレイ)などの操作を記録し、 それを 1 回のボタン操作で再生できる機能です。 Razer Synapse(現行は主に 3 / 4)を使うことで、次のような運用が可能になります。
- 繰り返し作業の自動化(定型操作の短縮、作業速度の改善)。
- ゲーム向けに入力パターンを組む(プレイスタイルに合わせたボタン割り当て、素早い操作の補助)。
- 複数プロファイルを作り、ゲーム起動時に切替えたり、用途別に使い分けたりできる。
現状、Synapse 3 はユーザー数が多く安定している一方で、 Synapse 4 は新しい UI や改善が進んでいます。 ただし Synapse 3 のマクロが Synapse 4 でそのまま互換にならないケースもあります(保存形式や仕様差が理由)。 本記事では、両方のバージョンで迷いやすいポイントを前提から整理します。
2. インストール前の準備(失敗しないためのチェック)
導入前にやるべき基本ステップ:
- Synapse のバージョン選定:
- Razer Synapse 3:実績が多く、安定性重視ならこちらを選ぶ人が多いです。
- Razer Synapse 4:新機能や修正が入る反面、環境によって挙動が変わる場合もあります。
- 旧バージョンの整理(必要に応じて):
Windows の「設定」→「アプリ」で既存の Synapse をアンインストールし、PC を再起動します。 動作が不安定なときは、一度クリーンにしてから入れ直すと改善することが多いです。 - Razer Synapse のインストール(3 または 4):
インストーラーは Razer 公式サイトなど、信頼できる配布元から入手してください。 インストール中にモジュール選択が出る場合は、「Macro(マクロ)」モジュールを必ず有効にします。 - Razer マウスを接続:
USB ポートの相性で認識が遅い場合があります。別ポートに挿す/USB ハブを避けるなどの基本も有効です。
3. 「Macro(マクロ)」モジュールのインストール/有効化
もし Synapse の画面に 「Macros」タブが表示されない場合、 ほぼ確実にモジュールが未導入・無効化になっています。以下を確認してください。
- Synapse 3 の場合:
- Synapse を開き「Modules(モジュール)」へ移動します。
- 「Macro」を見つけて「Install(インストール)」をクリックします。
- インストール後、Synapse を再起動します(必要なら PC も再起動)。
- Synapse 4 の場合:
- 「Devices and Modules」または「…(三点メニュー)」からモジュール管理を開きます。
- 「Macro」が無効なら有効化/未導入なら「Install」を選択します。
- 反映されないときは Synapse 再起動を行います。
4. Razer Synapse でマクロを作成する方法
4.1 手動でマクロを作成(録画)する
- 「Macros」タブを開きます。
- 「+」 または 「New Macro」 をクリックし、マクロ名を入力します(例:AK47_CS2 など)。
- 「Record」 を押すと、操作の録画が開始されます(クリックやキー入力、環境によってはマウス移動も記録)。
- 録画を止めるときは 「Stop」 をクリック、または割り当てたホットキーで停止します。
- Delay(ディレイ)設定を調整します:
- Record Delay:実際の操作間隔をそのまま保存します。
- No Delay:遅延なしで即時実行します(速すぎて不安定になる場合もあります)。
- Fixed Delay:一定の間隔で実行します(再現性を重視する場合に便利)。
4.2 既存マクロ(ファイル)をインポートする
すでにマクロのファイルを持っている場合は、Synapse からインポートできます。 たとえば当サイト topmacro.net で購入・ダウンロードしたマクロを読み込む手順は次のとおりです。
- 「Macros」タブで 「Import」 をクリックします。
- ファイルを選択します(例:.xml など)。
- 一覧に追加され、編集パネルにも内容が表示されることを確認します。
もし Synapse 3 のマクロが Synapse 4 で読み込めない場合、主な原因は互換性(保存形式差)です。 その場合は、最新版のスクリプトを入手するか、Synapse 4 側で同等のマクロを作り直すと安定します。 バージョンごとにマクロの保存仕様が微妙に異なるため、「同じファイルをそのまま」よりも「同等の内容を再構築」した方が早いケースもあります。
5. 作成したマクロを Razer マウスのボタンに割り当てる
- Synapse の 「Mouse」(またはデバイス)タブを開きます。
- 対象デバイス(例:Razer DeathAdder / Razer Basilisk など)を選択します。
- 割り当てたいボタンをクリックします。
- 機能一覧から「Macro」を選び、目的のマクロを指定します。
- 再生モード(Playback)を設定します:
- Play Once:1 回だけ実行。
- Play While Pressed:押している間だけ繰り返し実行(用途によって便利)。
- Loop:指定回数または条件でループ。
左クリック(LMB)をマクロに使いたい場合は、まず LMB の本来機能を別ボタンへ逃がしてから、 空いたボタンにマクロを割り当てる運用が分かりやすいです。 ただし通常操作に影響が出やすいので、プロファイル運用(次の章)で「ゲーム用」「通常用」を分けるのがおすすめです。
6. プロファイル運用:ゲーム別・用途別にマクロを管理する
6.1 なぜプロファイルが重要なのか
Razer のマクロは、プロファイルを分けて管理すると事故が減ります。 たとえば「普段の Windows 用」「ゲーム用」「作業用」で設定を分けておけば、 ボタン割り当てが混ざって困る…という状況を避けられます。
6.2 プロファイル作成と切り替え
- 「Profiles」タブを開きます。
- 初期プロファイル(Default)がある場合、用途が分かる名前に変更します(例:Default_Windows)。
- 「+」で新しいプロファイルを作成します(例:Game_Profile)。
- デバイス設定に戻り、ボタンにマクロを割り当てます。
- 切り替え方法を決めます:
- サイドボタンに 「Next Profile」 / 「Previous Profile」 を割り当てる。
- 環境によっては 自動切り替え(ゲーム起動時にプロファイル変更)を使う。
ゲーム終了後に通常用プロファイルへ戻す習慣を付けると、誤操作をかなり減らせます。 「いつの間にかマクロが割り当たっていた」というトラブルは、プロファイル運用でほぼ解決できます。
7. よくある問題と解決策(トラブルシューティング)
- 「Macros」タブが見当たらない:
モジュール管理で「Macro」をインストール/有効化し、Synapse を再起動します。 - Synapse 3 のマクロが Synapse 4 で動かない:
ファイル形式や仕様差の可能性があります。更新版を探す、または Synapse 4 で同内容を作成し直します。 - Synapse 4 でプロファイル/マクロが消えたように見える:
自動移行がうまくいかないケースがあります。再インポート、もしくは Synapse 3 に戻して運用し直すのも選択肢です。 - ボタンを押してもマクロが発火しない:
割り当て先が正しいか、再生モード(Play Once / While Pressed 等)が適切か確認します。 また「Macro」モジュールが有効かもチェックしてください。 - 動作が不安定・途切れる:
ディレイを「No Delay」から「Fixed Delay」へ変更して安定させる、Synapse を管理者権限で起動する、 USB ポートを変更する、といった基本対策が有効な場合があります。
8. まとめ
ここまでで、Razer Synapse 3 / 4 でマクロを設定する方法を一通り理解できたはずです。 マクロの作成・インポート、ボタン割り当て、プロファイル運用、そしてトラブル対処まで押さえると、 Synapse の扱いが一気に楽になります。
特に重要なのは、プロファイルで用途を分けることと、モジュール(Macro)を正しく有効化することです。 この 2 点を押さえるだけで、よくある「動かない」「消えた」「タブがない」といった問題の大半は回避できます。
- 作業効率化:定型操作の短縮、入力ミスの削減。
- デバイス最適化:用途別プロファイルで使い分け。
- 安定運用:ディレイや再生モードの理解でトラブルを減らす。
この記事の手順どおりに進めれば、Synapse のマクロ機能を安全かつ実用的に運用できます。 ぜひ自分の環境に合わせて、最適な設定に仕上げてください。